10月8日(月・祝)、七尾YEGは「第2回ジュニア・エコノミー・カレッジinななお」の販売実践を能登食祭市場で開催した。
15の模擬株式会社に所属する児童71名がこれまでに作成したビジネスプランを基に、手作り看板やポップなどでお店を彩り、焼きそば、お好み焼きなどの飲食物やミサンガなどの手工芸品を観光客に販売し、商品が売れる喜びや店舗運営の苦労を体験した。
青空の下、会場には多くの買い物客が集まり、大半の店が開店後、1~2時間で完売した。
約40分間でカレーライス30食を売り切った、㈱フレンド社長の山口美里さん(天神山小5年)は、「たくさんのお客さんに来てもらえてうれしい」と喜んだ。
販売前の開会式では、濱岸喜代美会長、武元文平七尾市長が挨拶、ゆるキャラの「とうはくん、わくたまくん、コン丸くん」も登場した。
21日(日)には、同カレッジのまとめセミナー・決算発表会・表彰式を開催した。
まとめセミナーでは、決算報告書を作成して、利益処分(税金、役員報酬、株主配当)を行い、8月から続けた会社の解散を行った。また、同カレッジでお世話になった後援・協賛企業などにお礼状も作成した。
決算発表会では、売上額や仕入額、利益などの決算発表と合わせて、販売実践での、チームワーク、お客様とのふれあい、商品作りや販売での工夫なども発表した。発表後、株主に株券の買い戻しも行った。
表彰式では、利益の全社合計の10%にあたる納税額と模擬銀行の借入利息額を加えた23,630円を七尾市に納税(寄付)した。経営状況やセミナーの受講態度、宿題の提出状況などの総合評価で、七尾産の沢野ごぼうを使った炊き込みご飯などを販売した、㈱商売魂(徳田C)をグランプリに選ばれ、濱岸会長から表彰された。
社長の水谷内俊男君(6年)は「難しいことばかりで不安だったけど、会社を経営する中で自分から行動できるようになった」と笑顔で話した。グランプリ以外の成績は次の通り。
準グランプリ:㈱NNO・小丸山(小丸山B)/七尾市長賞:㈱NTJスマイル(能登島A)/七尾市教育委員会教育長賞:㈱SMILE(徳田A)/グッド・プラン賞:㈱レインボー(小丸山D)、㈱しあわせクローバー(小丸山G)、㈱Friend(天神山B)、㈱EPURON(田鶴浜A)/グッド・チームワーク賞:㈱サザンピーチ紀沙(小丸山F)、㈱Dream(天神山A)、㈱ねこばなな(小丸山A)、㈱HONESTY(徳田B)/グッド・スマイル賞:㈱SUKAI(小丸山C)、㈱ケイフード(小丸山E)、㈱RRAS-WN(中島・和倉A)